比較テスト
テスト画像は全て同じパストレーシング技法を用いており、それぞれのシーンの画像には異なるレンダリングタイムで生成された結果画像4枚が含まれています。 画像上にマウスをのせるとそれぞれの異なるレンダリング時間で生成した画像を比較して見ることができます。
シーン 1
シーン1はdiffuseマテリアル(拡散反射材質)とspecularマテリアル(鏡面反射材質)を含んだオブジェクトが複数の面光源から照らされているシーンです。
比較的大きな面光源を用いているため、単純なパストレーシングでのレンダリングですが早い段階で収束していることが結果画像から見て取れます。
シーン 2
シーン2は屋内空間が外光によって照らされている状況を窓型の面光源を用いて模擬しています。 面光源が占める面積が小さいため、パストレーシングではカメラ(視点)からトレースしたレイが面光源に入射する寄与が少なくなるため収束が遅くなります。 このようなシーンでは光源と視点,両方から光をトレースするBidirectional path tracingを用いることで効率的にレンダリングすることができます。